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カナダ -Ici et La- モントリオール

NHK『ラジオ深夜便』ワールド・ネットワークのリポーター、關 陽子のブログ。
F1が、モントリオールに戻ってくる。
F1モントリオールに戻ってくることが、ほぼ決定した。
モントリオールは、1978年以来、F1グランプリ・レースの会場のひとつで、
毎年6月には、およそ30万人の観客を動員していた。
ところが昨年、金銭的な問題で、2009年のレース会場からモントリオールははずされ、
トルコイスタンブールがリストに加わった。

イスタンブールでの動員が思ったほどではなかったうえ、
北米を主要なマーケットとする自動車メーカー、トヨタメルセデスフェラーリなどが、
北米唯一の会場であったモントリオールを復帰させるようプレッシャーをかけたらしく、
おかげで(?)来シーズンはまた、6月13日にサーキット・ジル・ヴィルヌーヴに
F1が戻る見通しとなった。

2009年から5年間、F1のホスト・シティとしての立場を維持するにあたって、
モントリオールは175ミリオンドル(ざっと150億円)を要求された。
これが受け入れられないということで、交渉成立ならなかったわけだが、
今回、どういう条件で合意に至った(最終的な署名はまだ)のかは公表されていない。
(8月の時点で、7年間で110ミリオンという噂はあった)

私は、スポーツ観戦というものにまったくといっていいほど興味がない。
(とはいえ、いったん見始めると、けっこうハマってしまうけれど…)が、
地元の新聞The Gazetteのスポーツ・ライター、ジャック・トッド(Jack Todd)氏の
書く記事やコラムがわりと好きで、F1関連の事情も、アイス・ホッケー(NHL)も、
あるいはサッカー、ときにはオリンピックさえ、文字を通して楽しんでいる。

さて、このトッド氏は、F1モントリオールから引き上げられて、
また戻って来る可能性が話題になり始めた8月10日の記事で、
F1の“独裁者”バーニー・エクレストン氏を徹底的に叩いている。
F1(=エクレストン氏)が、モントリオールを振り回していることと、
その身勝手な要求に対して、「グッチのローファーにひざまづくような」
モントリオール市議の情けない態度にふれ、
そもそも開催地がF1に大金を払ってレースを行うこと自体に疑問を突きつけている。
確かに、たとえばコンサートなら、プロモーターは会場に対して使用料を払う。
ホールやアリーナ側が出演者に契約料を支払って、ライブを行っていただくという図式は、
少なくとも営利目的のイベントではありえないだろう。

この8月の記事でトッド氏は、
「F1の週末に特別な恩恵を受ける一部(ホテルやレストランなど)をのぞいて、
モントリオールの人々は今年、騒音や空気汚染がなくても困らなかったよね?」
と呼びかけ、市も州も、巨額の予算をたった一度の週末に費やすよりも、
街中の道路にあいた穴をふさぎ、すべての子供たちがマトモなお昼ご飯を食べられる
ようにするのが先じゃないのかとも書き添えた。
復活が確定した後の、彼のコラムが楽しみだ。
Posted by 關 陽子
モントリオール / 16:58 / comments(1) / trackbacks(0)



『ヴィヨンの妻』、最優秀監督賞を受賞!
 第33回モントリオール世界映画祭が、昨夜、閉幕。
ワールド・コンペティション部門に正式出品された、根岸吉太郎監督の『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』が、
最優秀監督賞を受賞しました!


  ▲授賞式会場へ向かう根岸監督(左)と浅野忠信さん(右)


授賞のステージで、根岸監督は、「メルシー・ボーク(どうもありがとう)」を何度もくりかえし、
「何度、お礼を言っていいかわかりません。これほど映画が好きな街は、僕は観たことはありません。
モントリオールの皆さんと、この映画の第一歩を歩み出すことができました。
本当に、ありがとうございました」と、挨拶をされました。

詳しいことは、明日、ラジオでお話しします。



Posted by 關 陽子
モントリオール / 00:59 / comments(1) / trackbacks(0)



モントリオール世界映画祭
『第33回モントリオール世界映画祭』が始まりました。

北米では最も大規模な映画祭のひとつで、

トロント国際映画祭がハリウッド大作を中心にした映画祭であるのに対し、

比較的地味でありながら、映画の愉しみを再確認させてくれるような作品が

集まることで知られています。

 

今回も、400を超える作品が、78カ国から参加。

昨年のグランプリを受賞したのが、

滝田洋二郎監督の『おくりびと』であることもあって、

日本からの出品が注目されています。

 

今年度、日本からコンペティション部門に正式出品しているのは、

『ディア・ドクター』(監督:西川美和 主演:笑福亭鶴瓶 瑛太)と

『ヴィヨンの妻』(監督:根岸吉太郎 主演:松たか子 浅野忠信)。

後者は、日本でのロードショー(10月10日公開)に先立っての上映です。

 

ほかにも、

『eatrip』(監督:野村友里/日本では10月10日公開)

『ニセ札』(監督:木村祐一)

『60歳のラブレター』(監督:深川栄洋)

などの作品が参加しています。

観客の反応など、追ってリポートします。

 

モントリオール世界映画祭の公式サイトは、こちら。

http://www.ffm-montreal.org/en_index.html

 

Posted by 關 陽子
モントリオール / 12:19 / comments(0) / trackbacks(0)



モントリオールの公共交通
1月1日から、モントリオール市のメトロ、バスの運賃が値上げされた。
ほとんど毎年のように上がっているので、料金の改変には驚かないが、
OPUS(オーパス)という新しいシステム導入にまつわる、
サービスの劣化(と、あえて言う)に閉口している。

日本で言えばSUICAのようなカードを導入しようということで、
ずいぶん前からその宣伝と、新しい改札機の設置が、だらだらと非効率的に続けられてきた。
2009年1月はその最終段階にあたり、1月1日付で大きく改変されたのだ。

モントリオール市は、
環境保持のため車に頼らず、公共交通を利用するよう呼びかけており、
そのための宣伝部まで設けているのだが、
いくら宣伝しようとシステムそのものに問題があれば、
これまで利用してきた人たちでさえ、離れていくのではないかと思う。
私自身が、そうなりそうだ。

昨年末まで、モントリオールの市内交通を利用するには、
1回用のチケットのほか、1ヶ月の定期券、週単位のパス、
そして6枚つづりの回数券を購入するという方法があった。

1ヶ月の定期券は、毎月25日から翌月の5日までしか販売されず、
たとえば、10日から月末まで連日の用事ができて、定期券のほうが断然お得だとしても、
利用することができなかった。そして、毎月月末には、売り場に長い列ができた。
OPUSカードが導入された直後などは、まるで空港のチェックインのような風景だった。

日本で生まれ育った私は、まず、1ヶ月定期というのは10日から翌月の9日、
18日から17日というふうに、まるまる1ヶ月間使えるべきだと思う。
だから、OPUSカードが導入されれば、この部分も改善されるのではないかと期待していた。

が、3ヶ月先までまとめてチャージできるようになっただけで、
料金はあいかわらず、1月、2月、3月といった1ヶ月単位で支払う方法。
カードそのものが3ドル50セント(導入からしばらくは、倍の7ドルもした)で、
窓口で購入する必要がある。
カードの自動販売機はなく、チャージ機があるだけなのだ。


↑ 色といい形といい、もうちょっとすっきりしたデザインにできなかったものか……。
21世紀じゃないよね、これ。


この機械がまた、まったくUser friendlyじゃないやつで、
たとえば、回数券相当をチャージする場合、6枚つづりを2つとか3つ、
つまり12回とか18回分をいっぺんにチャージすることができない。

カードを入れ、英語かフランス語かを選び、
購入するものを選び、支払方法を選び(現金、クレジット・カード、デビット・カード)、
デビッド・カードなら暗証番号を入力し、確認のメッセージを確認し、
レシートがほしいかどうかを問われるのでそれに答える。
支払い用のカードを取り、OPUSカードを取る。
これで6回分の運賃がチャージされる。
そしてもう一度最初から、同じことをくり返す必要があるのだ。
×2、×3のオプションを加えることが、なぜできないのか?

しかも、メインのメッセージは機械の上部にカラーで出てくるのだが、
デビット・カードでの支払いになると、メッセージが右下に移ってモノクロになる。
が、上には右下を見るようにというメッセージが出ないので、
最初は上部の指示が変わるのをしばらく待っていた。
故障かなと思ってやり直し、やっと右下にメッセージが移っていることに気づいた。
暗証番号はこっちのキーパッドに入れなければならない、ということだ。
全部統一しろよ、と言いたい。


↑ こんなの。右側の暗くて細いところに、暗証番号を入れるようメッセージが出ます。


さらに、モントリオール島内のメトロやバスと、
島の外(川向こうの住宅エリア。ニューヨークで言えば、クイーンズブルックリン)の
それとは管轄が違うのだが、同じOPUSカードを使えるようになった。
そこまではいいが、これまたいっぺんにチャージできない。
モントリオール島内の駅では、メトロと市バスのチケットしかチャージできず、
他のエリアのチケットは、画面にチョイスとして現れるものの、
“Not available"=この機械では取り扱いできません。
という表示が出る。

同様に、島外のバスターミナルでモントリオールのメトロの分も一緒にチャージしよう
とすると、これもできない。
郊外に住んでモントリオール市内に通勤する人たちは、結局、人間のいる窓口に向かう。
で、長い列ができるわけだ。時間の無駄。
列に並んで待ちながら、ひょっとして、窓口の職員の仕事を奪わないよう、
わざと機械を使いにくくしてあるのではないだろうか、とさえ考えた。

さらに愚痴っぽい話を続けると、モントリオールの南に位置するサウス・ショア
(ずいぶん暖かいところのように聞こえますけど)のバス路線では、
1月1日付で1回単位の子供料金を廃止した。
OPUSカードを使わない場合は、大人も子供も1回あたり3ドルで、トランスファーなし。
去年までは、子供は1回なら2ドル、回数券なら1ドル60セントくらいで、
90分以内の乗換えは無料だった。
今月からは、いままで1ドル60セントでできた移動に、6ドルもかかることになる。

そして、割引料金を利用したければ、OPUSカードを作る必要があり、
6歳以上12歳未満の子供は専用の申し込み用紙に必要事項を記入し、
窓口で写真を撮ってもらう。
12歳以上18歳未満は、その上に学校の校長先生または教頭先生のサインをもらう必要がある。
しかも、カードの年間使用料が、運賃とは別に10ドル。

しかも! 私がその「サービス劣化」に関する説明を窓口で聞かされた後、
じゃあ、その申し込み用紙がほしいと言うと、なんと窓口にはその申し込み用紙がなく、
ウェブサイトからダウンロードしろという。

ネットが使えない人やプリントアウトができない人のことをどう考えているのか?
65歳以上のシニアも割引料金が申し込めるのだが、
こっちの申込書は窓口にちゃんと用意されていることを願いたい。

さて、そんなわけでさんざん文句を連ねてしまったが、
システムはひどくてもバスの運転手さんたちには、個性的だったり親切だったり、
ちょっとうれしい気持ちにさせてくれる人が少なくない。

きのうは、子供たちと買い物をした後、タクシーをひろうつもりでいたところへ
ちょうどバスが来たので、30メートルくらい先のバス停まで走って乗り込んだ。

自分の分をカードでピッとやった後、子供の分の小銭を出そうとしていたら、
運転手さんが、「いいよ、いらないよ」とwave。
ありがたく、6ドル分の好意をいただいた。
運転手さんたちの中にも、今回の料金システムの改変に不満を感じている人が
けっこういるのかもしれない。

また、それで思い出したのは、以前、郊外のあるバス停から、
利用したことのない路線のバスに乗ろうとしたときのことだ。
「ダウンタウンまで行きますか」と聞いたら、
路線としては行かないけれど、次のバスストップでその日は仕事が終わり、
モントリオール市内のガレージに入るので、どうせ行くから乗せてってやる、と。
しかも料金はいらないと言う。

運転手さんたちに与えられている権限が、日本とはまったく違うのだろう。
最後に、彼らは、最初からごまかそうとする乗客に対しては、
とても厳しいことを付け加えておく。
Posted by 關 陽子
モントリオール / 18:17 / comments(0) / trackbacks(0)



カナダの教育事情、ひとつの素晴らしい例。
ドラッグや犯罪などのリスクや、登校拒否の問題を抱えたティーンエイジャーのための学校が、新聞で紹介されていた。

私はその学校の前を何度も通ったことがあるのに、そんなに特殊な学校だとは、まるで知らずにいたので驚き。

生徒の年齢は13歳〜17歳。親や本人の意志でこの学校を選んだ子もいれば、裁判所からの命令で入学させられたり、
他のハイスクールを退学させられた少年少女も少なくない。

彼らにとって、「最後のチャンス」かもしれない学びの環境を、この学校は用意している。
従わなければならないルールは4つ。

・(授業を)さぼらない。
・嘘をつかない
・ドラッグをやらない
・お酒を飲まない

ケベック州が義務づけているカリキュラムに加えて、生徒は社会的なマナーの数々や、社交ダンスまでを習いつつ、
ホームレスの人々のためにマフラーを編む。

教師陣は、ストリートキッズの現状を把握するべく、モントリオール市警察と連携し、
深夜から明け方まで市警のパトロールに同行、「専門的な知識や能力を向上させる」よう努力している。

生徒が学校に現れず、連絡もとれなかった日の夜は、教師は、その生徒を探しまわる。
朝の5時まで街中を探したことも実際にあったらしい。
前夜に補導あるいは逮捕された生徒を、早朝、警察署に引き取りに行く役も、彼らは何度も経験している。

ルール上は、連絡が取れなかったり、問題を起こした生徒は退学させるしかない。
それでも、「最後のチャンス」を残してやりたい、という熱意がすごい。

校長先生をはじめ、その名もThe Alternate School(通常のハイスクールに代わる学校、という意味)の教師たちは、
60〜75名の生徒に自宅の電話番号を渡している。
何か相談したいことがあったり、助けが必要なときは、頼りにして良い、というメッセージだ。
生徒たちもそれを理解していて、用もないのに電話をしてくるというようなことはないという。

この学校は、1981年、パイロット・プログラムとして設立された。
本来の目的は、生徒がここでの生活を経て、もといた学校あるいは「普通の」学校に戻ることである。
設立の経緯や、こうした目的を考えるに、州に支えられた公立だろう。

教師と生徒との関係が特別なだけでなく、カリキュラムの内容も興味深い。
たとえば、「エチケット」の授業では、初対面の相手との握手や自己紹介の方法、相手の目を見て話すことなどの重要性を教える。
テーブル・セッティングや、エスコート(年配のLadyが車から降りるのを手伝ったり)の仕方も学ぶ。
年に一度は、レストランへの「遠足」があり、クラスで学んだ食事作法を実践する機会が得られる。

「彼らにとっては、ピタゴラスの定理や磁力計算より、よほど役に立つ勉強でしょう。正直言ってね」
と、校長先生はインタビューで話している。

生徒は、年間180時間のボランティア・ワークを行うようにも指示されている。
ホームレスの人々のための施設や、行き場のない女性のためのシェルターで食事の用意をしたり、
ベッドを整えたりするのが主な仕事だ。

10代の彼らは、そうした活動を通して社会の現実にふれ、自分はむしろ恵まれているのだ、という事実に気がつくという。

機会があれば、この学校を取材してみたいと強く思った。

Posted by 關 陽子
モントリオール / 12:52 / comments(0) / trackbacks(0)



ジョン・レノンの”Bed-in”インタビュー
モントリオールで1969年に録音されたジョン・レノンのインタビューが初めて公開された。

リバプールの博物館World Museum Liverpoolで7月12日から開催中のThe beat goes on でしか聞くことはできないのだが、英国BBCのラジオ番組が独占権を得て、その一部分を放送した。

1969年、オノ・ヨーコさん(個人的に敬意を表したいので「さん」をつけます)と結婚して間もないジョン・レノン氏は、ベトナム戦争に反対し、平和を訴えるアクションとして、Bed-inという平和イベントを行った。3月の終わりにはアムステルダムヒルトン・ホテル、5月にはモントリオールクイーン・エリザベス・ホテルに、それぞれ1週間ほど滞在し、訪れる各界からの賛同者たちをベッドの上から歓迎した。

モントリオールでは、Give Peace a Chance という曲が作られ、ごく簡単な機材だけで録音された。

Give Peace a Chance の映像はこちら。


初公開となったインタビューは、当時CBCCanadian Broadcasting Corp.)の記者だったケン・シーモアさんが行ったもの。数年前、このテープが発見されたときのニュースは、私もラジオで話した記憶がある。

シーモアさんは、イギリスの実家で片付けものをしていて古いスーツケースを見つけたという。そのスーツケースの中に、ジョン・レノンのインタビュー・テープが入っていたのだ。

インタビューの内容その他については、他にも書きたいことがいろいろ。
興味のある方は、続きも読んでくださいね。





Posted by 關 陽子
モントリオール / 09:55 / comments(0) / trackbacks(0)