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カナダ -Ici et La- モントリオール

NHK『ラジオ深夜便』ワールド・ネットワークのリポーター、關 陽子のブログ。
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シルク・ドゥ・ソレイユの新作『TOTEM』

シルク・ドゥ・ソレイユの新作が発表された。

『TOTEM』というタイトルで、生物の進化がテーマになっている。

毎年春になると、モントリオールのオールド・ポートに

おなじみのビッグ・トップが現れる。

ツアー用の新作は、必ずここで最初の公演を行うことになっている。

 

今回は、ケベックが誇るマルチ・アーティスト、ロベール・ルパージュ氏を監督に迎え、

ツアー作品としてはこれまでにない制作費を投入したことでも話題になっている。

 

Totemという言葉には、

「自分の血統が動物たちとつながっている」という意味が含まれる。

トーテムポールはそれを象徴的に表すもので、

本来は記念碑や墓標としての意味も持っているという。

 

「人間はその体の中にあらゆる動物を内在している。そして、飛びたいと思っている。

たとえば、トーテムポールのてっぺんに位置するサンダーバードのように堂々と」


「天幕でのステージ・パフォーマンスを演出するのが夢だった」

というルパージュ氏は、TOTEMに込められたメッセージをそんなふうに説明した。

サーカスのテントはひとつの小宇宙。そして、作品のシンボルは

「世界の多くの神話や伝説に、すべての起源として登場する」亀。


小宇宙の天球には、甲羅を模した仕掛けが取り付けられている。

本番でこれがどのように活かされるのか、想像力がかきたてられる。


  空中ブランコは、亀の甲羅からぶら下がっている。                          photo:Yoko Seki



 いつもながら独特の衣装とメイクアップ。                       photo:Yoko Seki


 想像力と肉体の限界に挑戦。                             photo:Yoko Seki


 バンクーバー冬季オリンピックのセレモニーといい、カナダは今年「ファースト・ネーション」をテーマにしているようですね。

 photo:Yoko Seki


4月8日に行われた記者会見で、

「生き物の進化」

「伝説や神話とサイエンス」

「本来、人間と他の生物を分け隔てるものは存在しない」

といった言葉を耳にしながら、

私は、ずっと前に見た「生命記憶」の映像や、

それに触発されて読んだ本のことを思い出していた。

 

「人間の胎児は受精から誕生までの間に生物の進化の歴史をたどる」という説。

エルンスト・ヘッケルの反復説を元に、

三木成夫さんという方が書かれた『胎児の世界 - 人類の生命記憶』だ。

 

羊水はつまり古代の海水。

胎児はそこで、魚→両生類→は虫類→ほ乳類と進化の過程をたどって人間になる。

まさに「あらゆる動物を内在」ではありませんか。

この本にはまった当時、それぞれの段階の写真や映像を見てなるほどと感動したので、

Youtube他で探してみたが、残念ながら見つからない。

 

かわりにたくさん見つかったのが、ヘッケルを誹謗中傷するクリップの数々。

アメリカでは21世紀に至っても、神による天地創造こそを「正しい」として、

進化論を否定する人々が多数派なのだということに改めて驚く。


『TOTEM』のモントリオール公演は、4月22日から627日まで。

722日からはケベックシティ、10月にはヨーロッパツアーが予定されている。


 中央がロベール・ルパージュ氏                           photo:Yoko Seki

Posted by 關 陽子
モントリオール / 01:22 / comments(1) / trackbacks(0)



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| - | 2010/04/25 2:41 AM |









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